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バーバリーとヴィクトリア&アルバート博物館は2026年9月21日から2027年1月3日まで展覧会「The Burberry Trench: Crafting an Icon」をV&Aサウス・ケンジントンで開催する。

ファッションデザイナーのハーディ・エイミスが着用したトレンチコート。
本展は、バーバリーの創業170周年を記念して開催される入場無料の展覧会だ。会場となるのは、V&Aサウス・ケンジントン内で普段は一般公開されていない「プリンス・コンソート・ギャラリー」。かつて織物コレクションの生地がマホガニー製のキャビネットに収められていた歴史ある空間を舞台に、ブランドのアーカイブとV&Aのコレクションから集められた希少な資料が一堂に並ぶ。実用的なアウターウェアや軍用服として誕生したトレンチコートが、現代的な英国の感性を背景に世界的なファッションアイコンへと進化を遂げた歴史とクラフトマンシップを紐解く。
展示は大きく3つのテーマで構成される。 第1章「Invention」では、1879年に創業者のトーマス・バーバリーが発明した革新的な素材「コットン・ギャバジン」に焦点を当てる。この素材が用いられたことで、高い防護性と機能性、そして洗練されたスタイルを兼ね備えたアウターとして確立され、100年以上にわたり愛され続けるデザインへと昇華していった軌跡を明らかにする。第2章「Craft」では、トレンチコートを形づくる精緻なディテールに迫る。職人の手仕上げによる襟や、ブランドの象徴であるハウスチェックのライニング(裏地)、ストームフラップ、着脱式のスロートラッチなど、悪天候から身を守るために考え抜かれた機能的構造を紹介する。また、ファッションデザイナーのハーディ・エイミスが着用したトレンチコートや20世紀初頭のカタログなど、今回初めて一般公開される貴重なアーカイブ資料も必見だ。

1937年から44年頃のカタログ。
最後の第3章「Creativity」では、ダニエル・リーやクリストファー・ベイリーらのデザインを含む、過去25年のランウェイから厳選された19のルックを展示。時代とともに繰り返し再解釈され続けてきたトレンチコートの豊かな創造性を称える。
本展は2028年秋に予定されている「バーバリー・ギャラリー」の開設に先駆けて披露される。V&Aのファッションギャラリー刷新に向けた複数年にわたるパートナーシップの一環であり、英国ファッションを牽引する両者の深い結びつきを象徴する展覧会となっている。