INTERIORTaro Kiguma
デンマークの照明ブランド、レ・クリントはデンマーク・コペンハーゲンで6月10〜12日に開催された「3daysofdesign2026」にて新作「Urchina」などを発表した。

「Urchina」、2026年9月デンマーク発売予定。Model 141 Medium(H34ר42cm)、Model 141 Large(H38ר55cm)、Model 141 X-large(H44.5ר64 cm)の3モデル。日本発売未定(日本で発売される場合には仕様変更の可能性あり)。
会場はコペンハーゲンの中心地、ストア・キルケストラーデ1にあるブランドのショールーム。ドイツ出身のデザイナー、イェッテ・シェイブによる新作ペンダントライト「Urchina(ウッチーナ)」は、ウニの構造からインスピレーションを得てデザインされた。彼女は、ウニの殻が持つ建築的で構造的な美しさに着目し、それをレ・クリントの伝統である手折りのシェードづくりと重ね合わせたという。
「ウニには静かな生命感があり、建築的でありながら有機的なその姿から着想を得ました。構造と柔らかさ、幾何学と有機性のバランスは、レ・クリントのデザインや『折り』の伝統の本質でもあります。このプロダクトを通じて、その魅力を際立たせたいと考えました。1枚の平らなシートが手作業によって立体的な彫刻へと丁寧に形作られ、折り目が生み出す稜線はウニの棘(トゲ)を表現しています」(イェッテ・シェイブ)
ベルリン芸術大学でプロダクトデザインを学んだシェイブは、卒業後に独立。現在はオランダを拠点に、自然の造形美と伝統的な手仕事を融合させたプロダクトをフランスやスペインなどの照明ブランドから数多く発表している。レ・クリントとのコラボレーションは、今回が初となる。

ショールームに展示されていた「Urchina」。ふくよかな造形の中に建築的なシャープさも感じられる。

参考展示として「Urchina」のテーブルタイプも展示されていた。商品化が待ち遠しい。
マークス・ヨハンソンによる「Long Pleat(ロングプリーツ)」は、テキスタイルが見せるリズム感のあるパターンから着想を得て生まれた。強調された直線と規則的な水平の折り目が連続するデザインが特徴だ。この繰り返される折り目によって光が柔らかに拡散され、下方向へと眩しさのない心地よい光を届けている。デザイナーのマークス・ヨハンソンは、2016年にレ・クリントの人気シリーズ「Carronade(カロネード)」を手がけたことでも知られる。
ほかにもブランドの象徴、コーア・クリントによる1944年製の「Model 101」を再解釈したシャンデリアなども展示されていた。支柱がヴィンテージの真鍮仕上げとなる特別なバージョンだ。また、高い技術を持った職人がランプシェードの手折りを実演し、街ゆく人の目を惹きつけていた。

日本で2026年6月末に発売開始した、支柱がブラスの「ペンダント/シャンデリア コーア・クリント レガシー S」。
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