INTERIORTaro Kiguma
東京・青山の「Minotti AOYAMA」がリニューアルオープンした。2017年7月のオープン以来初めてのリニューアルとなり、まるでカタログの空気感をそのまま立ち上げたかのような特別な空間に仕上がっている。

「Minotti AOYAMA」の1階。
ショールーム全体のデザインを手がけたのは、ブランドの本国であるイタリア「Minotti Studio」。毎年4月にイタリア・ミラノで開催されるミラノサローネにおける「Minotti Pavilion」にも用いられた素材や仕上げを取り入れることによって、ブランドにおける最新のデザイン哲学をショールームの空間全体で表現している。
今回のリニューアルにおける最大の特徴は、2つのフロアをひとつの邸宅として見立てた点だ。1フロア200平米、計2フロアの空間を1軒の「プライベートヴィラ」と想定。リビングやダイニング、ベッドルームなどをゆったりと配置し、それぞれがフロア全体と見事に調和する空間に仕上げている。ソファやテーブル、チェアといった個別の家具を並べる展示から、空間全体を提案するスタイルへと昇華したことで、より深くブランドの世界観に没入できるショールームへと進化を遂げた。

「Minotti AOYAMA」の2階。
1階はリビングとダイニングを中心とした構成で、大きなガラスの開口部越しにパティオを臨む開放的なエリアだ。足を踏み入れると仕切りのない大空間が広がり、一気にブランドの世界観へと引き込まれる。ファブリックや天然石、金属、木材といった多様な素材感をはじめ、自然光の移ろい、家具と空間の関係性、そして各エリアの美しい連続性を体感できる。

2階のベッドルーム。
2階はより親密でプライベートな空間を想定し、ベッドルームやウォークインスタイルのワードローブを配置している。また、ダイニングエリアには大型の壁面収納も備える。各エリアは壁で区切られることなくシームレスにつながっているため、訪れた人は自然と奥へと引き込まれ、ブランドの世界観への没入感がより一層高まる。
現在、東京・青山ではイタリアのハイエンド家具ブランドによるショールームの刷新が相次いでいる。共通しているのは、個別のプロダクトを並べて展示するスタイルから、空間全体をブランドの製品で構築することで没入感を高め、空間そのものを提案するスタイルへの進化だ。ここ数年のミラノサローネでも、各ブランドからのキーメッセージとして「空間としての提案」が数多く発信されている。その中でも、今回の「Minotti AOYAMA」のリニューアルはその流れを象徴するものであり、最も先進的なショールームのひとつと言える。

Minotti AOYAMA
東京都港区南青山4-21-26
03-6434-0141 11:00-18:00(予約優先)