NEWSTomomi Nagayama
東京・表参道のAstier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)フラッグシップストアで、フランスを拠点に活動する写真家ソフィー・ドラポルトの個展が開かれている。会期は10月12日まで。

シャボン玉越しに視線を送る男性。ブランドのイメージビジュアルとして撮影された作品だ。©Sophie Delaporte
会場は同店2階のギャラリースペース「Galerie Astier de Villatte」。2025年12月にオープンした約300平方メートルの店舗は、陶器のコレクションからインセンス、キャンドル、照明器具までブランドのフルラインナップを揃え、階段を上った先にギャラリーを備えている。
ドラポルトは写真を軸に映像やインスタレーション、アニメーションと多様なメディアを用い、女性や環境といったテーマに批評的な視点で取り組んできた作家だ。2015年には大気汚染や食品産業の合成着色料を扱う「True Color」を発表。2019年にはファッション産業が環境に及ぼす影響に焦点を当てた作品で「Eye on Talents Photography and Sustainability」のグランプリを受賞し、写真シリーズ「Troubled Waters」「Fragile Landscapes」がParis Photoの会期中にパリ市庁舎前で展示された。
本展は、ブランドのイメージビジュアルとして撮影され、2010年に写真集として刊行された作品の数々だ。被写体となったのはデザイナーのブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットとイヴァン・ペリコリをはじめ、ブランドで働くメンバーや親交の深いアーティストたち。鮮やかな色彩と独創的な構図でつくられたシュールな場面が続く。
Astier de Villatteは1996年の設立以来、装飾美術や大衆美術、忘れ去られたオブジェの歴史から着想を得て創作を続けてきた。写真に写るのはブランドの内側にいる人々であり、その世界観がそのまま画面に立ち上がっている

展示風景。
「Sophie Delaporte展」
2026年8月22日〜10月12日
Galerie Astier de Villatte 東京都渋谷区神宮前5-2-11(Astier de Villatteフラッグシップストア)