
ARCHITECTURETaro Kiguma
ボッテガ・ヴェネタが建築家のルイス・バラガンに着想を得て国際的な建築賞 「The New Architecture Prize」を創設した。第1回目の授賞式は2026年10月9日、メキシコにあるバラガンの傑作「ラ・クアドラ」で開催される。
ボッテガ・ヴェネタは、建築の可能性を押し広げる卓越した人物をたたえる年次国際建築賞「The New Architecture Prize」を創設し、メキシコの文化施設「La Cuadra(ラ・クアドラ)」とのパートナーシップを締結したことを発表した。この取り組みは、建築、アート、デザインに対するボッテガ・ヴェネタの長年にわたる関わりと、クリエイティビティが新たな可能性を切り拓く力になるという思いが込められている。

ルイス・バラガンによる「ラ・クアドラ」。
「The New Architecture Prize」は、メキシコ人建築家として唯一プリツカー賞を受賞した建築家、ルイス・バラガンに着想を得て創設された。数々の挑戦を通じて建築という領域の可能性を広げながら、人々の暮らしを豊かに導く優れた建築家をたたえることを目的としている。ボッテガ・ヴェネタのルイーズ・トロッターのクリエイティブ・ディレクションのもとで展開される本取り組みは、バラガンのビジョンが今なお、新たな価値を生み出し続けていることを示すことにもなるだろう。
ボッテガ・ヴェネタと「ラ・クアドラ」のパートナーシップは複数年にわたるものであり、本賞を国際的な建築界における恒例のアワードとして定着させるとともに、メキシコにおける文化的交流の機会となることを目指している。さらに、新たにオープンするボッテガ・ヴェネタのメキシコシティ店舗においても今後関連する活動が予定されており、授賞式にとどまらない永続性のあるコラボレーションが展開される。
記念すべき第1回目の授賞式は2026年10月9日、メキシコに位置する「ラ・クアドラ」にて開催される。当日はライブ配信も予定されており、世界中の人々が授賞式を共有できる機会が提供される。
「ラ・クアドラ」は、1968年にルイス・バラガンがフォルケ・エゲルストレムファミリーのために手がけた個人邸宅・乗馬施設・庭園の複合建築プロジェクトで、彼の代表作の一つとして世界的に知られている。現在はロメロ財団の管理のもと、建築、ランドスケープ、アート、そして馬術文化にわたるバラガンの多大な功績をたたえる文化施設として運営されている。バラガンの思想と美学が色濃く残るこの歴史的建造物は、新たな建築賞の最高の舞台となるだろう。