ARTTaro Kiguma
東京・銀座の「銀座メゾンエルメス ル・フォーラム」にて、ベルギーを拠点に活動するアーティスト、アン・ヴェロニカ・ヤンセンの日本初となる個展が開催されている。

《Rose》 「東京、銀座5丁目4-1」アン・ヴェロニカ・ヤンセン展展示風景(2026年) © Nacása& Partners Inc./ Courtesy of Fondationd'entrepriseHermès
「東京、銀座5丁目4-1」と題された本展は、ヤンセンの場所に対する身体的かつ概念的なアプローチが色濃く表れている。光や音、人工煙霧や鋼鉄といった要素を用いて、「銀座メゾンエルメス ル・フォーラム」の自然光が降り注ぐ、独自の空間に合わせたサイトスペシフィックな作品を作り上げた。
出展作品の《Rose》は7基のスポットライトと人工煙霧を用い、ダイナミックな光の彫刻を生み出している。昼夜、鑑賞する時間によって大きく印象が変わる。また、天井高を生かして設置された熱反応塗装で覆われた座面を持つブランコ《Swings》は実際に体験することができ、鑑賞者は作品を通じてこの場所ならではの身体性を実感できる。
会場には、作家の1990年代以降の活動を追う10点余りの作品が展示されている。ヤンセンは、自らの実験的な創作アプローチについて、「コントロールの喪失、権威主義的な物質性の欠如、そして物体の専制から逃れようとするこの試みの中に作品を見出そうとしている」と語る。

《Swings》 「東京、銀座5丁目4-1」アン・ヴェロニカ・ヤンセン展展示風景(2026年)。写真の人物は作家。 © Nacása& Partners Inc./ Courtesy of Fondationd'entrepriseHermès
「東京、銀座5丁目4-1」 アン・ヴェロニカ・ヤンセン
2026年9月11日~2027年1月11日
銀座メゾンエルメス ル・フォーラム 東京都中央区銀座5-4-1銀座メゾンエルメス8・9階