DESIGNTaro Kiguma
ミラノサローネは、インドネシア・ジャカルタで「サローネサテリテ・パーマネントコレクション展 1998–2026」を2026年9月18日から開催する。

2024年に香港で開催された時の会場。
同展は10月18日まで「インドネシア・デザインウィーク」の一環として、ジャカルタ北部のIndonesia Design District内のTownhallにて開催される。香港、大阪・関西万博イタリア館に続く巡回展となり、ミラノサローネが進める新たな国際ツアーの第一弾として位置づけられている。
サローネサテリテは、若手デザイナーの育成と産業界との橋渡しを目的に1998年に創設された。本展では、2018年より保管されている415点のパーマネントコレクションの中から55点を厳選して紹介する。会場にはプロトタイプから世界的なプロダクトへと発展した代表作が並ぶ。セバスチャン・ロングによるFlosの「Spun」やnendoによるデパドヴァの「Chab」、2026年コンパッソ・ドーロで特別賞を受賞した田村奈穂によるポッロの「Origata」など、コンテンポラリーデザインが一堂に集結する。また、持続可能性や新素材を探求する新世代の提案や、ジャカルタを拠点とするStudio Hendro Hadinataらによる「Plank Chair」をはじめ、アジアのデザイン文化や手仕事に接続する作品も公開される。
「パーマネントコレクションは静的なアーカイブではありません。若手デザイナー、企業、素材、文化、そして新たな可能性が出会い続ける『生きた風景』です。このコレクションをミラノサローネの新たな国際ツアーの第一歩としてジャカルタへ届けることは、サローネサテリテの使命をあらためて示すものでもあります。それは才能に光を当て、プロダクトとなり、キャリアとなり、文化へと育っていく姿を伝えることです。一つひとつの作品には始まりの物語があり、同時に未来への可能性が込められています」(サローネサテリテ創設者・キュレーター、ミラノサローネ国際関係アンバサダー、マルヴァ・グリフィン・ウィルシャー)
展示空間は建築家のリカルド・ベロ・ディアスとハリアドナ・ピナテが手がける。4つのプラットフォームと大型バックライトパネルを用いて、それぞれの作品の背景にある物語や開発プロセスを紐解く。
ミラノサローネは本展の開催により、東南アジアにおける新たなコミュニケーションと国際的なネットワークの構築を目指す。