INTERIORTaro Kiguma
デンマークの家具ブランド・GUBIは2026年9月17日、ガムフラテージによる「DORIC」コーヒーテーブルの新作を発表した。古典建築から引用した美しさと自然が育んだ素材の味わいが融合した「DORIC」は、既存のトラバーチンモデルに加え、2つの新しい大理石モデルをコレクションに加えた。

新たに大理石タイプが発表された、GUBI「DORIC」。
「DORIC」の彫刻的なフォルムは、紀元前7世紀頃の古代ギリシャに由来する最も歴史の古い建築様式「ドーリア式円柱」からインスピレーションを得ている。アテネのパルテノン神殿の列柱に代表されるドーリア式円柱は、柱頭の複雑な装飾を排した簡素で力強い佇まいを特徴とし、男性的な美しさや重厚感を表現してきた。デザイナーのガムフラテージは、円柱の表面に刻まれた垂直な縦の溝「フルーティング」に着目。テーブル脚部に施されたカーブは、この円柱の溝を現代的に再解釈したものだ。脚部のデザインが天然石特有の重厚感を和らげて空間に心地よい調和をもたらす。

左が「ストーミーグレー」、右が「ハニーアンバー」。
新たに加わったのは、大理石「ハニーアンバー」と「ストーミーグレー」だ。「ハニーアンバー」は暖かみのある黄褐色やサンドカラー、淡いピンクが重なり合い、温かな雰囲気をインテリアに与えてくれる。一方の「ストーミーグレー」は、淡いグレーから深いチャコールまでのグラデーションがモダンな印象だ。長い年月によって生み出された天然大理石のマーブル模様は一つとして同じものがなく、それぞれのテーブルが固有の美しさを放つ。
「DORIC」コーヒーテーブルは、ガムフラテージが2019年に手がけた「Epic(エピック)」コレクションと相関している。「Epic」では、天板のデザインに見られる軽やかな円盤を軸としたアプローチに対し、今回の「DORIC」では天板と柱脚による単一の巨石のようなソリッド感を強調して、大理石という素材の魅力をより引き出してしている。
「DORIC」は80×80cm(3,899USD〜)と140×80cm(4,899USD〜)の2サイズで2026年9月中旬より展開される。日本発売は未定。
