NEWSTaro Kiguma
2026年9月15日から金沢21世紀美術館にて『NEUTRAL COLORS NEW CIRCUIT / ニュー・サーキット』が開催される。会期は2027年4月18日までで、会場は同館のデザインギャラリー、観覧料は無料。

提供:金沢21世紀美術館
「NEUTRAL COLORS(ニュー・カラー)」は、2019年に始まった出版社で同名の雑誌および印刷製本所の名称だ。取材や編集、デザイン、印刷、製本、流通までを一貫して手がけ、リソグラフなどの伝統的な印刷手法を取り入れている。現地取材と紙の質感や印刷の味わいにこだわり、破棄を前提とする大量印刷を避けつつも、少部数に留まることもない5,000部程度の印刷部数という中規模出版モデルを実践している。
本展では、同出版社の1年間のサイクルを「サーキット」に見立て、約7か月間の会期を3期に分けて展示を展開する。新刊の紹介や発送作業を見せる「届ける」(9~10月)、公開インタビューなどを行う「取材する」(11~12月)、印刷・丁合・製本を行う「つくる」(3~4月)と、作業内容に応じて会場の機能が変化し、雑誌が生み出されるプロセスそのものを公開する。
また、外部とのコラボレーションも積極的に行う。金沢の独立系書店や印刷所、デザイナーとの協働のほか、能登半島地震で被災した若者によるZINE制作や、海外の編集者を招いた記事制作など、地域や来館者を巻き込んだ体験型プロジェクトが予定されている。デジタル時代にあえて紙の雑誌を作る意味を問いかけ、新しい出版のあり方を模索するユニークな企画だ。

提供:金沢21世紀美術館
「NEUTRAL COLORS NEW CIRCUIT / ニュー・サーキット」 2026年9月15日~2027年4月18日
金沢21世紀美術館 デザインギャラリー