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東京・砧の世田谷美術館で2026年9月19日から「スウェーデン・テキスタイル」が開催される。

アンナ=レーナ・エムデーン《ソンマルロヴ(夏休み)》制作年不詳 サラ・アクステイリウス氏蔵
日本国内において根強い人気を誇る北欧デザイン。中でも本展は、これまでフィンランドやデンマークの影に隠れがちだったスウェーデンのテキスタイルに焦点を当てる。実は20世紀前半に「北欧モダン」の国際的な認知を先導したのはスウェーデンであり、その知られざる魅力を体系的に紹介する。
日照時間が極端に短い冬を室内で心地よく過ごすために、スウェーデンではデザインが日常に喜びをもたらす大切な手段として深く根付いてきた。ミッドセンチュリーの黄金期に生まれたプリント・テキスタイルは、カラフルで躍動感あふれるモダンなデザインが特徴で、現代のインテリアやファッションにも新鮮なインスピレーションを与えてくれる。
本展では、スウェーデン在住の個人コレクターであるサラ・アクステイリウス氏が30年以上にわたり収集してきたヴィンテージ・コレクションを中心に、現地スウェーデン国内の美術館やアーカイブが所蔵する約200点の貴重な作品や資料を総覧できる。
展覧会は3つの章で構成される。産業の発展前夜を支えた女性デザイナーたち(エルサ・グルベリ、エストリッド・エーリクソン、リスベット・ヨブス、ゴッケン・ヨブス)を紹介するプロローグから始まり、第1章では草花や果物、日本などをモチーフにしたデザインをテーマ別に紹介する。第2章では時代を牽引した6名(イェータ・トレーゴード、アストリッド・サンペ、ヴィオラ・グローステン、イーネス・スヴェンソン、スヴェン・フリステット、チキ・マットソン)の実力派デザイナーの個性に迫り、第3章では同時代の北欧家具や陶磁器とともに暮らしに深く息づく美しいテキスタイルをひもとく。

ヴァンニャ・ジャナイエフ《スヴァーン(白鳥)》1968年 サラ・アクステイリウス氏蔵
エピローグでは、伝統技術を未来へ受け継ぐ取り組みとして、スウェーデンの老舗インテリアブランド「スヴェンスク・テン」で2018年に商品化された日本人アーティストの宇都宮琴音の作品を展示。また、宇都宮と子どもたちが夏休みのワークショップで共同制作する予定の作品も彩りを添える。
「スウェーデン・テキスタイル 暮らしと自然に息づく北欧デザイン」
世田谷美術館 2026年9月19日〜11月15日